心理カウンセラーのKuraです。最近、仕事をしていて「私はHSPです」や「子供がHSPで…」とお話される方が急増しています。書籍やインターネットの情報も多く出ていますね。今回はHSPさんの初級編として、簡単に説明します。参考にしてみてくださいね。
この記事を読んで分かること
✔︎HSPの特徴
✔︎HSPの人が日常生活で困ること
✔︎困った時の対処法
HSPとはどんな特徴があるの?
HSP(Highly Sensitive Person)は1997年に、心理学者アメリカのエレイン・アーロン博士によって提唱された概念です。人の繊細さと感覚の敏感さの両面を持っている人をHSPと呼びました。HSPの人は外からの刺激に敏感で、通常よりも強く反応してしまう傾向があり、その結果ストレスを感じやすいと言われています。
アーロン博士が挙げるHSPの4つの特徴(DOES)
- D:Depth of processing(物事を深く受け止める)
- O:Overstimulated(緊張しやすく、疲れやすい)
- E:Emotional reactivity and high Empathy(気持ちが揺れやすい、共感力が高い)
- S:Sensitivity to subtleties(些細な刺激や感覚)
ネットのチェックリストをしてみると、かなり当てはまっていました。
これって病気なんですか?
病気とは少し違いますね。HSPは一つの性格傾向と考えられています。そのため、病院に行ってHSPと診断されることはほとんど無いと思います。
HSPだと分かったら、どうしたら良いんですか?
まずはHSPさんが日常生活で困ることをいくつか紹介してみましょう。
HSPの人が日常生活で困る具体的な場面
・他人からの評価や批判を気にしすぎて、色々と考え込んでしまう。
・人混みや騒音、明るさなどで気持ち落ち着かなくなったり、不安定になってしまう。
・自分に負担をかけ過ぎてしまい、疲れやすくなってしまう。etc
すごく良く分かります〜。他人から見ると些細なことなんでしょうが、どうして気になってしまって、考え過ぎて、そして疲れてしまう、の繰り返しです。
そうですね。そのため、非HSPさんにはなかなか理解してもらえない部分も多いですね。そのため、自分自身でコントロールできる方法を身につけていくと良いでしょう。
困ったときの対処法
- ストレスを感じたら、無理をせず、十分に休みましょう。
仕事や学校を1日休むのも一つの方法です。休めないという場合は、休憩時間に自分の落ち着く場所や、癒しアイテムを使って、心をほぐしてあげましょう。
- 適度に運動し、リフレッシュしましょう。考え過ぎた時には、体を少し動かし、体の方へ意識を向けてあげましょう。頭が固くなっている時は、体も固くなっていることが多いです。ストレッチをしたり、散歩をしたりすることで、頭も体も柔軟になることができます。
- HSPである自分を受け入れてあげましょう。自分を受け入れ、ネガティブ思考にならないよう、良い部分に目を向けてあげましょう。
うん!これなら自分でも出来そうです。少しずつ始めてみようと思います。
最初にお話したようにHSPは性格の一つです。そのため、HSPの部分とうまく付き合っていけるようになると良いですね。
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