子育てをしていると、「怒ってばかり」「どう対応したら良いの?」と思うお母さん、お父さんは多いと思います。そんな時、あなたなら、どこに相談しますか?
もちろん、家族やパートナー、友達に相談することで、解決することも沢山あります。
しかし仕事もあるし、家事や育児もあって、世のお母さん、お父さんは忙しいと思います。そんな時は専門家にアドバイスしてもらうのも一つの方法です。
今回は子育てについて、どこで相談できるのかについてまとめてみました。「そんな相談するほどでは…」と思っていらっしゃる方でも、情報としてご提供します。子育ては時間と労力が必要なものです。そして、子どもが成人するまで、いやそれ以降も子供との向き合い方で悩まれる人も多いのが現状です。一人で抱えず、少し話してみることで、客観的になれたり、振り返るきっかけになることもあります。どうぞ最後までお付き合いください。
この記事ではこんなことが分かります。
島根県で子育て相談出来る場所はココ!
①行政、民間、病院、保育園で相談できる。
②行政では、保健師、心理士、栄養士など専門職にも相談出来る。
③健診を利用して相談できる。
④企業が行う電話無料相談も利用できる。
子育て相談は行政、病院、民間、保育園で可能
子育て相談行われている機関としては、大きく以下の3つになります。
- 行政:県や市が管轄する子育て支援、児童相談所、教育センターなど
- 病院:総合病院小児科、小児科クリニックなど
- 民間施設:カウンセリングルーム、相談室など
その他、通っている保育園で相談することも出来ます。保育士さんに相談したり、小児科医が年に数回実施する相談を利用することも出来ます。担任の保育士さんでは、生活場面での様子も把握しておられるため、短い時間でもお話をしたり、連絡ノートでやりとりをすることでお困りごとを解決していくヒントになります。とは言え、送迎時は慌ただしく、他の保護者さんも居たりするので、個人的な話をし難い環境もあります。
病院や民間のカウンセリングルームもあります。島根県内の小児科やカウンセリングルームについては、こちらの記事を参照ください。
病院やカウンセリングルームは予約が必要な場合が多いです。小児科を受診した際に相談してみたり、定期的にカウンセリングに通うことで、子どもへの向き合い方を考えていくことも良いでしょう。
「今すぐ相談したい」ということも多いと思います。
続いては、行政サービスについてみていきましょう。
行政で子育て相談する(島根県東部の相談一覧)
子育て支援センター・公民館でのサロン
市が管轄している子育て支援センターでは、来所、電話、メール、オンライン(松江市のみ)で相談ができます。相談内容によって、保健師、栄養士、歯科衛生士、保育士などが対応してくれます。来所相談では子どもを遊ばせながら相談することも出来ます。
また、地区の公民館では定期的に乳幼児のサロンが開かれています。子どもを遊ばせながら、保健師に相談することが出来ます。予約は不必要ですが、事前にスケジュールをご確認の上、お出かけください。
児童相談所
地域の児童相談所でも子育てや、育児ストレス、しつけに関して相談することが出来ます。児童相談所と聞くと、虐待や非行とイメージされることも多いですが、経験豊富な心理士やケースワーカーが常駐しており、相談に応じてくれます。まずは電話にてお問い合わせください。
助産師に相談
松江市では、助産師さんとのお話会で相談することが出来ます。卒乳や、授乳に関してはおっぱい相談でも受け付けています。その他の自治体で助産師が相談に応じてくれる場合もあります。ご希望の際は、子育て支援センターへお問い合わせください。
また、島根県の助産師会では電話相談が実施されています。
助産師が、子育ての不安、女性の性や生殖に関わる不安、10 代の性の不安などの相談に応じています。8:00 ~ 23:00まで対応可能(別用で電話に出られない場合もあり)です。
心理士に相談
臨床心理士による、子育てのお悩み相談を利用できます。来所、要予約ですが、時間をかけてしっかりと向き合うことができます。
その他の自治体でも心理士が相談に応じてくれる場合もあります。ご希望の際は、子育て支援センターへお問い合わせください。
その他相談
・島根県が行っている子どもと家庭電話相談室では、毎日(年末年始は除く)9:00〜21:30まで電話にて相談を受け付けています。フリーダイヤルなので気軽にご利用いただけます。
・行政機関ではありませんが、松江赤十字病院乳児院でも、育児サロンが開かれ、来所して相談することが出来ますし、育児の電話相談も利用できます。
健診で子育て相談する
子どもの健やかな発達、発育を確認するために、月齢に応じて乳幼児健診が行われています。
<松江市>
1か月児健診(医療機関にて個別実施)→4か月児健診(集団健診)→10か月児健診(医療機関にて個別実施)→1歳6か月児健診(集団健診)→3歳児健診(集団健診)
<出雲市>
1か月児健診(医療機関にて個別実施)→4か月児健診(集団健診)→10か月児健診(医療機関にて個別実施)→1歳6か月児健診(集団健診)→3歳児健診(集団健診)
<雲南市>
4か月児健診(集団健診)→10か月児健診(集団)→1歳6か月児健診(集団健診)→3歳児健診(集団健診)
<安来市>
4か月児健診(集団健診)→9か月児健診(集団)→1歳6か月児健診(集団健診)→3歳児健診(集団健診)
自治体によって多少の差異はありますが、1歳6か月健診と、3歳児健診(3歳4ヶ月〜7ヶ月)は法定健診となっており、義務付けられています。集団検診では、内科診察の他に歯科検診での歯みがき相談や、管理栄養士による栄養相談、臨床心理士による発達やしつけに関する相談もできます。そういった、健診の場面を利用して相談することも出来ます。
また、小学校に入る前の就学時検診(入学前年の10月〜11月実施)もあります。こちらは、お住まいの地域小学校で行われます。小学校への心配や不安がある場合は、この健診で相談しておくと良いでしょう。
お子さんの月齢と健診時期が近いのであれば、その際に相談するとスムーズです。しかし、健診時期まで期間が空く場合は他の相談先を検討しましょう。
民間企業が行っている無料電話で子育て相談する
子育て相談については、民間の企業でも無料電話相談を行っているところがあります。多くはミルクやベビーフードを取り扱う企業のようです。
森永乳業が1975年から行っている事業です。管理栄養士や心理相談員が電話にて育児相談を受け付けています。平日10:00〜14:00の時間帯で、フリーダイヤルなので気軽に電話できます。相談時間は30分程度ということです。「よくある相談」や「育児のコツ」月齢別での困りごと検索も可能で、実際に相談しなくても解決のヒントがあるかもしれません。
明治が1976年から行っている事業です。赤ちゃん相談室では、妊娠中から3歳頃までのお子さまについての栄養や育児の相談を栄養士、管理栄養士が応じてくれます。平日10:00〜15:00の時間帯で、フリーダイヤルなので気軽に電話できます。コラムでは離乳食について詳しく書かれていて、参考になることも多いでしょう。明治ではそのほかに、赤ちゃんノート、つながる栄養士といったLINEやアプリを使って相談できるツールもあります。
<雪印 まめコミ>
雪印が行っている事業です。ママたちの育児や栄養のお悩み・ご相談をお電話で受け付けています。経験豊富なベテラン栄養士・相談員が対応しているそうです。平日10:00〜16:00の時間帯で、フリーダイヤルなので気軽に電話できます。
グリコが行っている事業です。0歳から3歳ごろまでのお子さまの子育てについて、栄養や育児に関する相談をすることが出来ます。相談に対しては、栄養士や子育てアドバイザーが対応しています。平日10:00〜16:00の時間帯で、フリーダイヤルなので気軽に電話できます。
そのほかにもアプリを用いて相談している企業もありました。企業が行っている事業なので、自社製品の紹介もあるかもしれませんが、まずは気軽に話してみること、無料なので試してみる価値はあると思います。
「行政に相談することで、虐待が疑われたりしないか」「担当者に個人な話をしたくない」と思われる方は、こういった民間のサービスも良いと思います。
無料ではありませんが、産後特化型のオンラインカウンセリングサービスがR6年5月よりスタートしています。助産師、保健師、看護師、心理師、保育士、管理栄養士、国家資格を持つカウンセラーが対応します。当相談室のカウンセラーも登録していますので、気になる方はチェックして見てください。
くらしま心の相談室では子育てのお悩み、子供への対応についてご相談いただけます
カウンセリングを担当する心理士は乳幼児健診で育児の相談の勤務歴があり、多くのお母さん、お父さんのご相談に応じてきました。子育ては子どもに関する悩みだけでなく、自分の対応や仕事や家事とのバランス、パートナーの理解など、多くの問題を含んでいます。お話を聞くことで、お困りごとを一緒に整理し、明日からのエネルギーになるように、全力でサポートしていきます。お気軽にお問い合わせください。
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