【臨床心理士が解説!】心理的安定を叶えるミニマリズムの5つの力

心理系コラム

ミニマリストの思考や考え方は、心の安定につながると考えています。臨床心理士・公認心理師であるKuraがミニマリズムで得られる心理的な効果についてお話しします。

不要な物を削ぎ落とし、大切な物に焦点を当てる

ミニマリズムの根本は「日常生活において、不要なものや情報をそぎ落とし、自分にとって本当に大切なものに焦点をあてる」という考え方です。

現代社会では、物が溢れ、多くの情報に晒されて私たちは生きています。物が豊かにあることはとても幸福なことです。

しかし、良いことばかりでもありません。物に依存してしまったり、情報に混乱してしまう状況も起こってしまうのです

物を減らすことで好きを厳選すること

「物を減らす」ことに「何でもかんでも捨ててしまう」「もったいない」などネガティブなイメージもあるかと思います。

ミニマリズムでは、物を少なくして、自分の好きなものだけに厳選することです。

「自分の好き」を探求することは、心理学的には内省を深め、自己理解を促進し、自己肯定感を高めることに繋がると思います。

1日で3万5000回選択している

ケンブリッジ大学の研究によると、人は1日のうち3万5000回選択をしていると言われています。

「ご飯何食べる?」という生活のことから、仕事での「どちらの業務を優先するべきか?」まで、人は選択を繰り返しながら1日を過ごしています。

夕方になれば、”決断疲れ”も出て、パフォーマンスが落ちたり、衝動的な決断をしてしまったり、決断を先延ばしする傾向も出てくるそうです。

物を減らすことで選択する回数を減らせる

物や情報を減らすことで、選択する回数を減らすことができます。

朝起きて、何を着ようか迷って、時間がかかってしまったと言う経験はありませんか?

例えば、洋服が数着で、着る物が決まっていれば、何を着るか迷う必要はありません。

ただ服を減らすのではなく、自分のお気に入りの服だけにしていくことが大切です。

私自身、洋服を減らすことで朝の選択が減り、自分の気に入っている好きな服を着ることができています。気持ち良く朝を過ごすことが出来るようになりました。

デジタルデトックス(スマホやPCを見ずに過ごすこと)を取り入れてみたりして、デジタルな情報量を減らしてみるのもオススメです。どれだけ情報に晒されていたか、情報に依存しすぎていないかを知るヒントにもなります。

自分にとって何が必要で、何が不必要かを考える

ミニマリズムでは、自分にとって何が必要で何が不必要かを考える作業が大切です。自分の人生、生活において、何が必要で、何が不必要なのかを考えることはカウンセリングでも扱うことがよくあります。

何も物に限ったことではありません。

人との付き合い方や、考え方、生活習慣など、多岐に渡ります。

自分は何を大切にしたいと思っているのか、それに目を向けてあげることが大切です。

ミニマリズムを通して、自分らしい、心地良い過ごし方を身につけていくことが心の安定に深く繋がってくると私は考えています。

ご興味のある方は是非、ブログに目を通して見てください。

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くらしま心の相談室では、ミニマリズム好きな心理カウンセラーがカウンセリングを担当しています。

ミニマリズムはあくまでも物事の考え方の一つです。ミニマリズに興味のある無しに関わらず、くらしま心の相談室では、随時ご相談をお受けしています。お気軽にご相談ください。

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